「光陰矢のごとし」

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「光陰矢のごとし」まさに言葉通りに月日の経つのは早いものです。

こんな話があります。雷様とお月様とお天道様とが旅をしました。宿屋に泊まった三人はお酒を飲み始めました。お天道様とお月様は早めに寝床に着きましたが、雷様は、しこたま飲んでグテングテンになって夜遅くに寝ました。

翌朝、お天道様とお月様は起こしても寝ている雷様をおいて、先に出発しました。「しょうがないねー、雷様は」「所詮ゴロツキですからね」

宿の女中さんが昼になっても起きてこない雷様を起こしに行きました。
「お客さんまだ起きませんか、もう昼ですよ」と云うと、
雷様は「お天道さんとお月さんは、どうしたい」
女中さんは「もうとうにお立ちになりましたよ」と、云うと
雷様は「月日の経つのは早いねー」と、言いました。

女中さんは「ところでお客さんはいつお立ちに」
雷様は「わしは夕立だ」