酒飲みは奴豆腐に・・

 

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川柳に「酒飲みは やっこ豆腐に さも似たり はじめ四角で あとはぐずぐず」というのがありますが、おじちゃんは下戸なので、酔っ払ったことがありませんから、よくは分りませんが、夜中に繁華街を歩くと酔っ払って、グズグスになっている人を見かけます。電車でも見かけることがあります。

 

豆腐といえば、昔から安くて庶民の食べ物だったようです。江戸時代には、豆腐料理のレシピ本「豆腐百珍」なども流行り、豆腐料理が大人気だったそうです。大分前ですが、根岸にある有名な豆腐料理の、べら棒な値段の料理屋に行ったことがありますが、出てくる豆腐料理は全て同じ味、これが「豆腐百珍」を模した料理なの?と思うほど、ひどくて話にならない不味いものでした。(食べたことのある人全員が、高くてマズイを連発しました)

 

街から豆腐屋さんが消えてから久しいですが、それまで嫌いではなかった豆腐が、スーパーものになってからは、とんと箸が進まなくなり、遂には食べなくなりました。

さほどに豆腐の味は、変わってしまいました。今のスーパーのは豆腐ではなく"豆腐もどき"です。今でも、京都の豆腐屋さんのものは頂きますが、そこらの豆腐は食べられません。

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そこで一句

「金儲け 豆腐作りにさも似たり かたちよけれど 味はぐずぐず」