中国の節操のなき化石燃料使用による地球温暖化

 

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 記録的な猛暑や干ばつ、次々に襲う竜巻、洪水を引き起こす豪雨……。近年、世界各地で大きな被害をもたらす極端な気象現象が続いている。その背景には、地球全体の気温と湿度の上昇傾向がある。果たしてこれは地球温暖化が原因なのか。そして、地球のこの変化に人間はどう立ち向かうべきなのか。気候のシステムを解説するとともに、今、私たちがなすべきことを考える。

 現在、世界の30%の人々が、死に至る恐れのある暑さに年間20日以上襲われていることが、新たな研究によってわかった。こういった熱波は気候変動によって大きく広がっている。
原因は中国による人為的要因による気候変動にあるとする最新レポートが公表された。
ボルダーにあるNOAAの研究所レポートには、2013年にヨーロッパ、アメリカ、日本、オーストラリアの地域で発生した熱波についての調査結果も掲載されているが、いずれもが「化石燃料の消費といった人為的要因がもたらす気候変動によって、異常気象の深刻度や発生頻度は顕著に高まっている」と結論付けている。

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二酸化炭素濃度が400ppmの大台を突破
 ハワイのマウナロア観測所で観測されている二酸化炭素濃度の年間平均値が、今回初めて400ppmの大台を超えた。標高が高く、局所的な変動の影響を受けにくいマウナロア観測所は、世界で最も長く二酸化炭素濃度を観測している観測点だ。

2040年には北極海の氷がなくなる
「北極圏では温暖化がどこよりも早く始まり、急速に進んでいます」と、ランス号を運航するノルウェー極地研究所の国際部長キム・ホルメンは話す。気候モデルを使った予測では、早ければ2040年の夏には、氷のない海域を通って北極点まで行けるようになるという。
北極海の氷は太陽光を反射し、地球を冷やす役割を担っている。その海氷が減れば、北極圏以南でも気候や気象に影響が及ぶことは避けがたいだろう。ナショナル ジオグラフィック

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 年間70億トン以上も消費されている石炭。その需要は今も増え続け、環境への影響も深刻化してきた。中国に目を転じれば、最近の北京市内は空港ロビーの喫煙所以上に汚れた空気に包まれる日が多い。中国の大気汚染の主要な原因は石炭の燃焼だ。呼吸器疾患など、大気汚染が原因とみられる死者は年間100万人を超える。

 石炭は莫大な社会的代償を伴う燃料であり、最も環境負荷が大きく、最も多くの死者を出しているエネルギー源だ。しかし、こうした負の側面を考慮に入れなければ、燃料としては最も安い。実際、私たちは石炭に依存した暮らしを送っている。