"牛と狐の泣き別れ"

 

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お天気がいいので外出してみました。外出といってもタクシーに乗ってですが。なんだかうなぎが食べたくなり、以前よく通った"巣鴨のにしむら"へ行きました。何年ぶりかなので、1階にはテーブルもなくなり、2階のほうに全て移されていました。

以前と変わってしまったせいか、初めての所へ来たような感じです。悪いことに、隣の席は10人ほどの法事帰りの一団で、がやがやと、やかましく話しています。反対側には、ものすごく汚らしい支那人カップルがいます。男のほうはもうとうに食べ終わっていますが、小さくて貧相な田舎者らしい女は、まだクチャクチャと、お行儀悪い箸の持ち方をして、少しづつ食べ続けています。こいつらがうなぎの味を知ってしまったせいで、うなぎが獲りつくされてしまっています。全く迷惑極まりないことです。

15分ほどたった頃、隣の一団に料理が運ばれてきました。それから更に10分ほどして、こちらにもうな重が運ばれてきました。うな重の上3200円也です。身がかなり薄くなっています。うなぎが高騰したせいで仕方ありません。一口食べてみると、以前とは全く違った味です。塩っぱくって、なんでこんなに塩っぱいのか、タレを作る職人が変わったのか、なんかなんでしょう。

これでは、以前のように贔屓には出来ません。半分ほど残して、店を出るときに、大きなお世話ですが「ちょっと味が変わったねえ、大分塩っぱくなったね」と言ってあげました。昔の江戸っ子ならこの店は「牛と狐の泣き別れ モウ、コンコン」と、言うところでしょう。

隣の一団と、支那のみすぼらしい女は、まだ食べ続けていました。