ヤラセの蔓延

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寒さもゆるみ暖かさがましてきたが、やっと寒さと暖かさのハザマにも体が慣れてきた。街歩きもそれほど苦にならなくなってきている。

最近は地方に行っても、地方色などというものは全く失われてしまい、東京と、どこも変わらない風景になってしまっている。折角の地方の文化をしっかりと守って欲しい、と思ってみてもはじまらないだろう。第一かく云う東京自体がその姿を日々変容し続けている。

嘆いていたところで、なんの解決にもならないし、時代錯誤と言われてしまうかもしれないが、そう揶揄する者たちによって地方も東京も、破壊され続けてゆく。

古くは「日本列島改造」など、と大ナタを振るい自己の利益のために地価をべらぼうに高騰させた田中角栄。そして今日のすさんだ格差社会と、日本人から夢を奪ってしまった小泉純一郎。どちらもヤクザの血を引いた大悪人だ。

しかし、不思議とジャーナリストたちはこいつらを礼讃する。日本のマスコミジャーナリズムが腐敗し臨終している証拠だ。その点ネットはまだ個人の自由な意見が述べられる唯一の手段として生きている。しかし少数の不心得者のネットでの言動が、全ての自由な意見を検閲などという手段で封殺する恐れは常に含んでいる。

まずヤフーの質問コーナー「ヤフー知恵袋」に北朝鮮のことを書いたら削除されたし、「ぐるなび」にはお店の悪口は一言も書けない。それらは全て削除だ。これは「ぐるなび」が掲載店から毎月最低6万円以上の金銭を受け取って運営している不正行為にあるらしい。どちらも読者を欺くセコイ商売のやり方だ。

無教養で不道徳で腐りきった、こうしたマスコミの溢れかえる多くの「ヤラセ」情報からは、あまり得るものが少なくなっている。溢れカエル情報の中から、真実を見出す人間もまた減少している。価格コムやぐるなび、ヤフーなどのネット情報は便利なようでスカを摑んでいる可能性が多いのだ。

いつか日本中が「ヤラセ」だらけにならないことを危惧する。