2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

樋口一葉のたけくらべ

大音寺 『廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お齒ぐろ溝に燈火ともしびうつる三階の騷ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行來ゆきゝにはかり知られぬ全盛をうらなひて、大音寺前だいおんじまへと名は佛くさけれど、』で始まる樋口一葉の「たけくらべ」と…

三越のライオン

この威風堂々としたライオン迫力満点です。日本橋三越の象徴でもあります。 江戸時代はこの界隈が一番の繁華街でした。色々なお店が軒を連ね、連日江戸っ子たちで繁盛していたそうです。近くには魚河岸まであり、それはそれは賑やかだったでしょう。 吉原遊…

やせ我慢

昔こんな話を聞きました。 両親が家の新築を頼んだ時の棟梁が、生粋の江戸っ子。腕は確かでしたが、なかなか頑固だったそうです。ここをこうして欲しいと言うと、「旦那ねー、これはそうしねぇーと収まりがわりいんですよ」それでもなお、そうして欲しいと言…

都電の走っていた茗荷谷界隈

文京区の名前にふさわしい学生の町として発展してきた茗荷谷だが、今でもお店などが少ないが、おじちゃんの子供の頃はとても淋しいところで、学校以外は何もなかった。 御茶ノ水女子大、跡見女学園、貞静女学園、拓殖大学、都立竹早高校、東京教育大(現在は…

乃木大将の旧居 六本木

その日は展覧会を見た後、そぞろ歩いてすぐ近くの乃木大将の旧居址を訪ねました。 思っていたのとは違い、ひどく質素な佇まいです。大将の人となりが窺われます。長州毛利家の士族の家系で、明治の将軍であり、伯爵でもあった人の家には、とても見えません。…

三菱財閥の旧居跡

曇り空から、時々糠雨が降ったり止んだりしている。湯島の岩崎邸に、ついたときも同じ空模様で、何時降りだしてもおかしくない。晴れ男のおじちゃんが、歩いている時は、不思議と雨は降らない。岩崎邸に入った途端、バケツをひっくり返すような雨になった。 …

振袖火事の本妙寺

振袖火事の因縁で有名な本郷にあった本妙寺ですが、明治時代に巣鴨の染井の墓地そばに移りました。この寺には明暦の大火災で亡くなった10万人の江戸庶民の供養塔があります。江戸の3分の2と江戸城の天守までも焼き尽くした大惨事の振袖火事の火元がこの本妙…

高田馬場のとんかつ

今盛んに凝っている高田馬場とん久の特ロースとんかつです。やはり美味しいのです。何かを気にいると、とことんそれにのめり込む性分なので、今はこのとんかつに御執心です。牛肉より鶏肉よりも豚肉が大好きなので、とんかつは好物の中の上位にランクされま…

モノレールと路面電車

東京には2つのモノレールの路線があります。ひとつは羽田空港への浜松町駅からのものと、立川を横切る多摩モノレールとがあります。この写真は立川を走る多摩モノレールです。 電車の軌道を作るよりも、安くできるのでしょうか。道路の上や海上を走っている…