ラオスの朝市にて
朝まだ暗い5時に起き、ホテルから30分ほど離れた、朝市の開かれる広場まで歩きました。
まだ暗さが残る中、沢山の人たちが集い、荷物を下ろしています。各自めいめいに、場所割りに沿って、店を開いてゆきます。野菜が多いですが、海のないラオスでは、いろいろな川魚が並べられています。トノサマガエルほどの大きさの、生きたカエルも、沢山売られていました。
言葉はラオ語なのですが、タイ語が通じます。タイバーツも通用します。二次大戦中までは、フランスの統治下にあったせいで、フランスパンのサンドイッチを売る屋台が、そこここにあります。
日本が、アジアで欧米の軍隊を駆逐したので、ラオスやベトナム、インドネシアは戦後、独立することが出来ました。ここラオスでも、日本のODAのお金で、空港やタイとの国境にかかる大橋や、道路の整備がされています。まだまだ発展途上ですが、中国がこの国にも食指を動かし、領土の拡大を狙っています。
人々は、まだ裕福ではないですが、とても素朴な感じがします。中国の進出でカネ、カネの思想に染まらずにいて欲しい、とつくづく思いました。
帰りがけ道路で花を売る少女の微笑がそんな想いを杞憂するように爽やかでした。