2018-01-01から1年間の記事一覧

中野にて

猛暑と台風ばかりでまだ蒸し暑さは夏の暑さですが、9月も中旬になったのでもう少しの辛抱というところです。大した用はなかったのですが時間が余ったのでブロードウエイをぶらつきました。アーケードになっているので風の通りが悪く、人いきれのせいも手伝っ…

中国の節操のなき化石燃料使用による地球温暖化

記録的な猛暑や干ばつ、次々に襲う竜巻、洪水を引き起こす豪雨……。近年、世界各地で大きな被害をもたらす極端な気象現象が続いている。その背景には、地球全体の気温と湿度の上昇傾向がある。果たしてこれは地球温暖化が原因なのか。そして、地球のこの変化…

本郷菊坂

本郷菊坂の途中にある階段ですが、この階段を下りて細い露地を入ったところにあの樋口一葉が住んでいました。一葉もこの階段を何度も上り下りしたことでしょう。上りきったところには彼女がよく通ったといわれている伊勢屋という質屋さんがあります。今は営…

遠いうなぎ

九州の友人から"うなぎ"が届きました。大きなうなぎです。こんなに大きいのは久しぶりです。色が濃いので、味はどうかな、と思いましたが、食べてみるとこれがとても柔らかく美味しいのです。 悲しいかな、1匹はとても食べきれなくなっています。歳をとった…

縄文時代と弥生時代

弥生文化の名前の由来は、ここから土器が出土したことから名づけられました。文京区弥生に存在した縄文時代と弥生時代の複合遺跡とブリタニカ辞典に出ていますが最近の研究では、縄文文化と弥生文化は同じ種族によって継続した文明であったのではないかとい…

大国魂神社

府中に鎮座する大国魂神社ですが、広い敷地の中に1900年もの永い時の中に息づいています。ここに来ると背筋がピンとなり、いや応なく荘厳な気持ちにさせられます。日本人の殆どが知っている、因幡の白兎を助けた"大国主命"(オオクニヌシノミコト)を祀ってあ…

江戸のラスト侍たち

隅田河畔に建つ勝海舟 今、佐々木譲の『武揚伝』という本を読んでいますが、その前に榎本武揚率いる蝦夷共和国軍に加わり、新撰組などとともに薩長の新政府軍と戦い、函館で戦死した中島三郎助を描いた『くろふね』という同じ作者の本で勝海舟のことに触れて…

本郷もかねやすまでは

江戸時代の地図を広げると、現在の東京大学から北の方は畑地とか百姓地になっていて家は中山道に沿ってわずかに点在する程度です。 『本郷もかねやすまでは江戸の内』という川柳の通り、本郷三丁目から北は江戸御府内ではなかったのです。現在の東大の前あた…

カラス

都会で嫌われているもののトップは鳩とカラスだろう。前に住んでいたマンションには鳩が巣くいフン害でひどかった。いくら対策を講じてもすぐに慣れてしまい最後にはベランダごと網で蔽ってやっと防いだ事が あったが、網を張ると住む側もうっとうしくて、仕…

ビリー・ザ・キッド

ネットを見ていたら、ビリー・ザ・キッドに関することが出ていたので、読み進むと、7年ほど前、ある骨董品店で2ドルで売り出そうとしていた古い写真を、1年がかりで鑑定してみると、アメリカ人が熱狂する「ビリー・ザ・キッド」の写真だと分りました。 こ…

ラオスの朝市にて

朝まだ暗い5時に起き、ホテルから30分ほど離れた、朝市の開かれる広場まで歩きました。 まだ暗さが残る中、沢山の人たちが集い、荷物を下ろしています。各自めいめいに、場所割りに沿って、店を開いてゆきます。野菜が多いですが、海のないラオスでは、いろ…

クラシックカメラ

中古カメラ屋さんを覗くと、昔使っていたカメラなどが並んでいて懐かしい思いをすることがあります。しかし、フイルムの時代の写真はとても難しく、現在のようなデジタルと違って、ただシャッターを押せばよいというものではありませんでした。 第一フィルム…

街から消えつつあるもの

ここ何年かで町の風景から消えてゆくモノがあります。郵便ポストもだいぶ減りました。メールが一般的になったせいでしょう。電話ボックス。赤電話はすでに消え去っていますが電話ボックスもめっきり減りました。携帯電話が人口よりも多く出回っていますが、…

ふたたびの新撰組

京都 壬生寺にある近藤勇の銅像 金儲けだけが目的の坂本竜馬が、長州に薩摩を介して、イギリスの武器商人グラバー(長崎のグラバー邸で有名)から、最新式の大砲やら鉄砲やらを、大量に仲介して大金をつかみ、長州との宥和を取り持ち、幕府を倒す結果につなが…

ふるさとへの思い

永井荷風の小品『虫の声』に「東京の町に生まれて、そして幾十年という長い月日をここに送った・・・。今日まで日々の生活について、何のめずらしさも懐かしさをも感じさせなかった物の音や物の色が、月日の過ぎ行くうちにいつともなく一ツ一ツ消去って、遂…

酒飲みは奴豆腐に・・

川柳に「酒飲みは やっこ豆腐に さも似たり はじめ四角で あとはぐずぐず」というのがありますが、おじちゃんは下戸なので、酔っ払ったことがありませんから、よくは分りませんが、夜中に繁華街を歩くと酔っ払って、グズグスになっている人を見かけます。電…

都電 路面電車

師子文六が、こんなことを書いている。『都電ぐらい乗り心地のいいものはない。まず軌道の上を走ることが、魅力である。』『あのノロノロ都電が、思ったよりも早く、目的地へ運んでくれるのである。乗降に手間のかからない点もあるが、ノロノロにみえて、あ…

唐人お吉と下田

お吉がわずかの間やっていた小料理屋 しかし、すぐに閑古鳥が鳴き店は閉店しました 以前賑わっていた下田は、嘘のようにひっそりとしていました。確かにおじちゃんも、伊豆はサービスが悪くて、食べ物が悪すぎたので、何十年も敬遠していました。 しかし、最…

コーヒー

コーヒーショップで飲むコーヒーには、時として酸っぱいコーヒーに出くわす時がある。 酸っぱさのきついコーヒーの時は、残して、店を出てしまう時が多い。酸っぱいコーヒーを出すところは、大体、古いタイプの喫茶店が多い。最近は、チェーン店のコーヒーシ…

セビッチェ

中南米では、とてもポピュラーな食べ物で、生か多少ボイルした魚貝類に、たまねぎのスライスや、シンエントロという香菜(コリアンダー、今の日本ではタイ語のパクチー)を入れて、かんきつ類のライムを搾ってかけます。 ここペルーの屋台では、茹でたトウモロ…

人生は宝くじ

姪が出産したので、お祝いに暫らくぶりに中央線の西荻窪に降り立ちました。 姪も子供も元気でした。小さいころの姪のイメージが強いので、この子ももうそんな歳になったかと、風雪の流れの速さを感じました。 夜、帰宅すると知人から電話で娘さんの出産が死…

野の花と税金

線路はたで、タンポポに似た花が咲いていました。オニタビラコと云う名のタンポポの仲間の草です。葉はタンポポそっくりな形をしています。 散歩の途中で、こんな可憐な花に出会うと感激してしまいます。まあ、ジジイになった証拠でしょう。 60歳を過ぎると…

パナソニックGM5シリーズ

長い間使うと飽きてしまうカメラが多い中、パナソニックLUMIXのGMシリーズだけは飽きずに使い続けている。 何と言ってもその小ささ、軽さ、写りの良さは今まで使ってきた数百台のカメラの中では突出している。 今までに買い貯めた5台に加えて、楽天のラクマ…

彰義隊の墓

長州や土佐などのテロ集団が跋扈している京都を守護するために幕府は、会津藩に「京都守護職」を命じ、その一部を新撰組が受け持ちました。しかし慶応4年1月、それまで幕府側についていた薩摩が、幕府を裏切り長州と組み、その薩長軍によって鳥羽・伏見の…

植物と人間

春になると色とりどりの花が咲きます。これは、多くの花が1年以内に発芽から開花、結実を経て枯死に至る「一年生植物」で、春のうちに花を咲かせてしまって、次世代の種子を作ることに集中するためです。しかし、もともと植物は「多年生植物」だったと考えら…

日本人の美意識

蹲(つくばい)に無造作に置かれた栗の枝ですが、自然との和を尊ぶ日本の心が感じられます。 こんなに狭い坪庭に充満する和の心、日本人の美的感覚は世界一だと思います。 戦国の茶人"千利休"が重んじた「わび」「さび」の世界。おじちゃんは華美に陥らず、落…

ふたたびの都都逸(どどいつ)

都都逸です。人生の機微を鋭く突いた言葉遊びですが、ウーンと唸るようなものがたくさんあります。日本人の言葉の使い方にはつくづく感服します。今も昔も変わらぬ"男と女"です 都都逸末はたもとを絞ると知らで 濡れてみたのさ春の雨あの人の どこがいいかと…

べに花とちの木

文京区の理化学研究所の跡地に出来たグリーンコート内に咲いている、べに花とちの木の花です。マロニエ(西洋栃ノ木)の交配種です。とても感じのいい花で、おじちゃんは好きなんです。 最近ではあちこちで見るようになりました。神保町のすずらん通りにも、今…

歳をとったと感じるとき

もうだいぶ前から歳をとったなあーと感じることが多くなってきました。最近では全ての動作にそれ を感じるようになっています。 歳をとることは長寿といって、お目出度い事としますが、決してお目出度い事なんか一つもありませ ん。おじちゃんも還暦になりま…

暖簾

京都に行くととても気になるものがあります。看板の文字と暖簾です。看板文字には機械文字でない、様々なデザインの手書きの書体が目に付きます。 それともうひとつは暖簾です。日本国中でこれほど洗練された暖簾がある場所は、京都を置いて他にはないでしょ…